ブラジルから中国に帰化したFWフェルナンドが、クラブに給料の倍額を要求して代表を辞退していたようだ。
フラメンゴなどでプレーしたフェルナンドは、2015年から中国リーグで長く戦ってきたブラジル人ウインガー。
2020年に帰化を申請して中国の国籍を取得し、昨年3月のワールドカップ予選で国際試合にデビュー。これまで7capを獲得するなど中心的な存在になっていた。
しかし、昨年限りで山東泰山との契約が満了となってフリーエージェントの状態となっているうえ、現在行われている中国代表のトレーニングキャンプも招集を辞退したという。
『中场阴谋家』によれば、フェルナンドは交渉していた中国のクラブに「給料を倍増してくれなければ代表チームには行かない」と要求し、交渉が破談に至ったとのこと。
フェルナンドにとって中国代表でプレーすることは「パートタイムの仕事」であり、それに値する報酬がなければ招集を受けるつもりがないものである…とも書かれている。
中国は代表の強化に向けて多くの外国人選手を帰化させており、そのために多くの資金を投じているとされる。フェルナンドは2020年に帰化したものの、その後招集を受けたときには練習中に怪我を訴えるなどして数年間一度も出場できておらず、中国代表で初めてプレーするまで4年を費やしていた。
さらに今回の事件が報じられたことにより、「フェルナンドは中国でプレーするよりもお金を得て贅沢な生活をしたいと思っているだけだ」とも評論されており、大きな批判の的になっているようだ。