2011年3月11日に発生した東日本大震災では、多くの人命が失われ、被災地に甚大な被害が及んだ。
痛ましい出来事から14年が経過するなか、サッカー界からも哀悼の意が評されている。
福島県出身の千葉玲海菜(1999年生まれ、フランクフルト所属)と遠藤純(2000年生まれ、エンジェル・シティ所属)は、SNSにこのようなメッセージを綴っていた。
千葉
「3.11 忘れてはいけない日。当たり前は当たり前ではない。大好きなサッカーができていること、何不自由ない生活ができていること、家族や仲間がいることに感謝して今を強く生きたいと思います。
東北そして地元いわきに夢や希望そして勇気を与えらえる存在になれるようにこれからも自分と向き合い頑張ります!」
遠藤
「あれから14年が経ちました。私はあの瞬間を一度も忘れたことがありません。サイレンの音やアラーム音を聞くことはまだ私の中でとても恐怖です。私はあの瞬間から多くのことを学びました。そして同時に強くもなりました。
私が今サッカーできているのも更にトップを目指せているのも全てあの瞬間のおかげです。日本のために東北のために福島のために多くの希望と勇気を届けられるように常に全力で頑張ります」
また、昨年J3のいわてグルージャ盛岡でプレーした新里涼(現Y.S.C.C.横浜)の妻である元AKB48の小林茉里奈さんは、「去年岩手に移住して初めて訪れた陸前高田市。今までテレビやネットでしか見たことがなかった震災の痕跡を目の当たりにして自分が感じたこと、考えたこと、これからも忘れないように考え続けたいと思います。」とSNSに投稿。
「3.11」…あの日あの時、サッカー界から送られた心振わせるメッセージ
そして、サッカー通として知られる元日向坂46の影山優佳さんも「仕事で今海外におり連絡が遅くなりすみません。震災から14年、被害に遭われたみなさまに追悼の意を表します。東日本大震災、能登半島地震などで被災されたみなさまが今も大変な中で生活なさっていることを思うと、本当に本当に、胸が苦しいです。どうかみなさまが少しでも明日を生きたいと思えるような、笑顔でいたいと思えるような、そんな現在にするために私に何ができるかを考えていきたいです。日本は美しい自然に囲まれた豊かな国であり、表裏一体の災害リスクも存在しています。自然の摂理に逆らうことは難しくとも、その存在を把握して防災意識をともに高めていきたいです。」とのメッセージを投稿している。