12日、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)のラウンド16で韓国の光州FCと対戦したヴィッセル神戸。

1週間前にホームで2-0と快勝していたJ1王者だが、アウェイでの2ndレグは苦戦。90分を0-2で終え延長戦にもつれ込んだ一戦は、延長後半13分に逆転弾を許し、神戸がまさかのラウンド16敗退を喫した。

決勝弾を決めたのは、今大会大活躍のアルバニア代表FWヤシル・アサニ。

85分にPKを決めていた29歳は、PK戦突入が間近となった終了間際、エリア外から左足を一閃。シュートはクロスバーを叩いてゴールネットを揺らし、スタジアムは歓喜に包まれた。

韓国メディア『nate』によれば、アサニは試合後に「選手としてこの試合の準備は簡単ではなかった。第1戦の敗北によるプレッシャーがあったのは事実だ」とコメント。一方で「試合の序盤から積極的に攻めようと選手たちで話し合った。それが準備通りにうまくいった」と振り返った。

さらに「光州の実力を証明した。自力でACLEの8強に進出したので、毎瞬間、歴史を作っていると思う。その一員になれたことが嬉しい」と話し、「監督や他の選手たちに『今日は必ずゴールを決める』と言っておいた。自分自身を信じている」というエピソードも明かしていたという。

「僕はサッカーが本当に大好きだ。試合開始から相手のプレッシャーを楽しんでいる」とし、「ドリブルするのも楽しい。精神的にプレッシャーがかかることがあっても、試合中は幸せで楽しい気持ちがあるので、全く緊張しない」と語ったアサニ。

今冬、Jリーグ移籍の噂もあったアタッカーは、大会通算9ゴールで横浜F・マリノスのアンデルソン・ロペスに並ぶ得点ランキングトップに浮上している。

2025年のJリーグ、世界から見た市場価値が最も高い日本人選手TOP10

光州FCは今大会、韓国勢で唯一の準々決勝進出。4月末からはサウジアラビアで集中開催される8強の戦いへ臨む。

【厳選Qoly】日本代表、全選手の契約メーカーと着用スパイク一覧(2025年3月シリーズ完全版)