2026年W杯の出場権をかけたアジア最終予選のグループCで首位を走っている日本代表は、今月20日にバーレーン、25日にサウジアラビアと対戦する。

サウジ代表は12日に27人の招集メンバーを発表。『Kooora』などによれば、昨年11月のW杯予選から13人もメンバーを入れ替えたという。

その理由は、怪我から技術的な判断まで様々とされている。一方、サウジ1部のアル・ハリージで今季10ゴールと得点を量産している32歳のFWアブドゥラー・アル・サリムが初招集された。

サウジはW杯予選で最近4試合勝ちなし(2分2敗)と苦しんでおり、昨年10月にはロベルト・マンチーニ監督を解任し、エルヴェ・ルナール氏を指揮官に呼び戻した。

現地では、こうも伝えられている。

「サウジ代表は最近の一連の挫折を受け、ルナール監督が選手選考においてより多様性を求めるようになり、真に新たな段階に入ったようだ。

外国人選手の増加によりサウジリーグでの自国選手の参加が制限されているという論争が続いているにもかかわらず、プレーしている選手はまだたくさんいる。

最新の代表メンバー構成は、初めて、イタリア、ベルギー、フランス、サウジの1部・2部と5つの異なるリーグから構成された。

代表メンバーはこれまで常にサウジリーグの選手に限定されており、より具体的には4~5チームに限定されてきた。しかし、2025年3月の招集メンバーはその伝統を破り、新たな時代の到来を告げるものとなった。

サウジ代表は中国、日本とのW杯予選の重要な2試合に臨むが、年齢と総合的な潜在能力の両面で、驚くほど多様な陣容を誇っている。2部チーム所属の意外な選手も含まれていたが、これは競技レベルに関係なく質を追求するというルナールの哲学を反映している。

サウジ代表はW杯への旅を続けるという大きな野心を抱いて中国と日本との試合に臨む。ファンはこの新生チームがサウジサッカーの発展段階を反映したパフォーマンスを披露するのを期待している」

ルナール監督は実力重視で選手選考を行ったようだ。

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注目の日本対サウジ戦は25日(火)に行われる。

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