32歳になったばかりのイナズマ純也、心境の変化は…

――二人(伊東と中村)が前にいることによって、スピードで相手に脅威を与えられると思います。代表ではあまり可能性がないかもしれませんが、いい効果はあると思います。

「何回かチャンスはありましたけど、多分もうやることはないんじゃないんですかね(苦笑)」

――関根大輝選手も追加招集以外という形で初めて招集されたと思いますが、フランスに来てからの成長ぶりはどうですか。

「そうっすね、まぁ普通にやれていると思います(笑)。スムーズに(チームへ)入れて、チームが若い選手を使う方針なので、今はうまくスタメンに慣れているかなと思います」

――(関根の)プレーはどうですか。いきなり5大リーグでレギュラーとして出ることはなかなかだと思います。

「そうですね。デビュー戦とかはぶち抜かれていましたけど、いまは割とやれているんじゃないかなと思います」

DF関根大輝(左)と中村敬斗(右)と歩く伊東(中央)(ⓒGetty Images)

――クラブでも年下が二人入ってきて、自身も誕生日(今年3月9日で32歳)を迎えられました。ベテランの域に達していく中で、自身の変化や内面の変化はありますか。

「いや、特にはないですけど、負けないように頑張ろうと思っていますけど(笑)」

――途中から出るときは流れを変えたいと仰っていました。そこの部分はどのようなところを意識していますか。

「でも最終予選では拮抗した場面で後半から出ることが多くて、そういうときは攻撃で違いを作って、守備でもしっかりとタスクをこなしながら攻撃で違いを作るところを求められていると思います。そういうところを出せればいいかなと」

鳥かごで鬼になり、はにかんだ伊東

――スタッド・ランスがいい試合をしても、なかなか勝てませんね。

「いや、いい試合はしていないっすね(苦笑)」

――二人(伊東と中村)が活躍するシーンをよく観ますが。

「最近は特に活躍もしていないので、あれですけど…。残り8試合なので。前回の代表のときはまだ4位くらいだったんですけど、そこから1回も勝てていないので。15試合くらい勝っていませんし、現実を見ながら本当に降格しないように勝点を積み上げるしかないと思います。そのために、やっぱり自分がゴールのチャンスを作らないといけないチームなので、そこはしっかりとやりたいなと思っています」