勝ってW杯出場を決めてみせる
――気持ちも変えるきっかけを作りたいですね。
「そうですね。代表でしっかりと勝って、いい流れを持っていければいいと思っています」
――中村選手と出るとしたら、ワイドから流れ変えるイメージですか。
「それは分からないですね。(中村と)揃って出るか分からないんですけど」
――ワールドカップ優勝を掲げる中で、意識の強まり感じる瞬間はありますか。
「いや、まぁ、特にないですけど(苦笑)。ワールドカップでしっかりと勝っていくためには、こういうところでしっかり勝たないといけないと思うので、上を見据えた試合をしなきゃいけないなと思います」
――ホームで決められることについてはいかがですか。
「前回(2022年のオーストラリア代表戦(2〇0)はアウェイだったんですけど、今回はホームなので、いろいろなサポーターの方たちが喜べると思っていますし、しっかりと勝てればいいかなと」
――アジア2次予選から考えると、招集されない苦しさもあったと思います。その中で、明日勝てば決められるという状況についてはどう思ってますか。
「いや、特にどう思っているとかないですけど、前回は苦しかった分、今回はスムーズにいけたらいいなとは思います(笑)」
伊東の笑顔が観たい!
振り返れば、アジア2次予選では招集外が続くなど、決して順風満帆ではなかった。それでも淡々とフランスの地で努力を重ね、スタッド・ランスでは今季公式戦24試合4得点3アシストを記録。チームはリーグ・アン第26節を終えた時点で、勝点23のリーグ15位に沈んでいるが、日本のイナズマは異国で奮闘している。
サムライブルーに復帰した今回の最終予選ではここまでの6試合にすべて出場。限られた時間の中で1得点6アシストを記録し、チームの勝利に貢献してきた。
FW伊東純也が満面の笑み、代表練習取材でQoly編集部が撮影したイナズマ純也の写真を余すことなく公開
スピードスターの準備は万全だ。W杯出場を懸けた大一番でも得点を挙げ、仲間たちと歓喜する伊東の笑顔が観たい。
(取材・一部写真 浅野凜太郎)