V・ファーレン長崎は11日、ドイツ1部のVfBシュトゥットガルトとエリートフットボールパートナーシップを締結したことを発表した。契約期間は2028年まで。

シュトゥットガルトはブンデスリーガで3度の優勝を誇る古豪。過去に岡崎慎司や酒井高徳、細貝萌、浅野拓磨、遠藤航、伊藤洋輝など多くの日本人選手が活躍し、現在もチェイス・アンリが在籍している。

パートナーシップの発表当日には、スタジアムシティホテル長崎にて提携契約の調印式および記者発表会が開催。代表取締役社長の田河毅宜氏は以下のように語った。

「V・ファーレン長崎は2018年〜2024年の期間、ドイツのレヴァークーゼンと育成業務提携を結んでおりました。

レヴァークーゼンの育成提携によって、若手の育成というところは非常に加速したと考えています。現在トップチームで活躍している安部(大晴)選手などは、この提携を通して多くを学び、成長してまいりました。

今回、レヴァークーゼンとの契約が一区切りついたタイミングで引き続きヨーロッパとの提携を模索しており、V・ファーレン長崎のプレミアムパートナーであるケルヒャー様からのご紹介をいただいたというご縁もありシュトゥットガルトとの提携が実現いたしました。

シュトゥットガルトは、ドイツの中でも育成力が高く、過去に日本代表選手も多く在籍したチームであり非常に定評のあるクラブです。今回の提携の相談を進めさせていただく際に、本日出席いただいているルーベン(カスパー)氏やシュトゥットガルトの皆さまに、弊クラブの育成に関する思いや、この先目指すクラブのビジョンに高い理解を示していただいたというところが、提携のポイントだったと思います。

トップチームに所属する若手選手も今後シュツットガルトで学ぶ機会をいただけるというパートナーシップ内容となっており、今回の提携の中でも特に魅力的な内容であると感じています。

これまで約6年間提携させていただきましたレヴァークーゼン様には感謝してもしきれない経験をさせていただきました。V・ファーレン長崎はこれまでの経験をもとにシュトゥットガルトと共に日本国内でも育成力に定評のあるクラブを目指します」

ケルヒャーと言えば、V・ファーレン長崎が所属するジャパネットグループの「ジャパネットたかた」で売れ筋商品を提供している企業の一つ。ジャパネットたかたオリジナルモデルのケルヒャー製品などもあり、彼らの紹介からシュトゥットガルトとつながったという。

そして、長崎が語った育成への思いや将来的なクラブビジョンにシュトゥットガルトが高い理解を示したことが今回の提携のポイントになったようだ。

今後予定している取り組みは以下の通りとのこと。

1.V・ファーレン長崎のトップチーム選手、アカデミー選手がシュトゥットガルトアカデミー・セカンドチームへ10日間の短期留学

2.V・ファーレン長崎のコーチがシュトゥットガルトへ10日間の短期留学(※1の期間に5日間、上限5名のスタッフを対象に実施する)

3.長崎にてスタッフへのコーチングワークショップ

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世代別代表でV・ファーレン長崎所属選手は珍しくなくなってきているだけに、今後どのような取り組みが行われていくのか注目したい。

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