イングランド・プレミアリーグのエヴァートンが、再び日本代表MF久保建英の獲得に動いているという。
昨季は20チーム中13位という結果となったエヴァートンは、今夏のプレシーズンマッチで苦しい状況が続いている。アクリントン・スタンリー、ブラックバーン、ボーンマス、そしてウェストハム・ユナイテッドを相手に1分け3敗という結果で、補強も上手く進んでいないと伝えられてきた。
チームを率いているデイヴィッド・モイーズ監督は、アメリカで行われたウェストハム戦の後で「選手がまだいないから、結果についてはあまり心配していない」と話しており、これから補強が進むことを示唆していた。
移籍の専門家であるファブリツィオ・ロマーノ記者のレポートによれば、エヴァートンが最も求めているのはリヨンのFWマリック・フォファナであったとのことだが、その交渉はあまり進んでいないようだ。
クラブはその代役として久保建英の獲得を進めており、『Mundo Deportivo』でもその関心が伝えられているようだ。
ただ、久保が所属しているレアル・ソシエダは契約解除料以下の条件を受け入れるつもりはなく、その額はおよそ6000万ユーロ(およそ93.7億円)に達しているとのこと。
この移籍金の額の半分は、かつて久保が所属していたレアル・マドリーに支払われるため、レアル・ソシエダ側もできるだけ妥協したくはないようだ。
『everton.news』は、「エヴァートンはどの選手と契約するか決断しなければならない。フォファナのようなプレーヤーの判断を何週間も待つ余裕はないし、完全に納得していない選手よりは他の者を選ぶべき状況にある」とも書いている。
イングランド・プレミアリーグの開幕は8月18日に迫っており、すでにそれほど時間がない状況となっている。
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