日本企業DMMが保有するシント=トロイデンを含め、ベルギーリーグでは多くの日本人選手がプレーしている。
7月に韓国で開催されたE-1選手権で日本代表デビューを果たした東京ヴェルディDF綱島悠斗もベルギー1部アントワープ移籍が噂されている。
24歳の綱島は188cmの長身で、もとは守備的MFだったが、センターバックにコンバートされてブレイクした。
かつて三好康児が所属したアントワープは、すでに今夏にFC東京からGK野澤大志ブランドンを獲得している。
そうしたなか、韓国紙『Xports News』は、綱島のベルギー移籍説を受けて、こう伝えていた。
「日本、日本、日本、日本!…日本代表DF、ベルギーのアントワープへ移籍間近。7クラブに日本人選手15人がいるが、さらに続く。
アントワープは、(韓国人FW)ソル・ギヒョンが2000年に加入し、ヨーロッパでの成功の礎となったクラブである。
綱島は7月のE-1で日本代表デビューを果たし、代表選手としてそのポテンシャルを証明した。
2025-26シーズンのベルギー1部リーグでは、7月25日の開幕時点で、16クラブのうちほぼ半数にあたる7クラブに15人の日本人選手が登録されている。綱島の移籍が実現すれば、この数は16人に増える。
ヨーロッパでは比較的注目度が低いベルギーリーグだが、近年、日本人選手にとって重要なキャリアの出発点となっている。
伊東純也、鎌田大地、三笘薫らも、ベルギーリーグでキャリアをスタート、あるいは成長させ、その後、主要リーグへと移籍した選手の例としてよく挙げられている。
そのため、ベルギーは日本において、欧州5大リーグへの道のりの中間地点であり、実力を認められるのに十分な競争力を備えたリーグとみなされている。
綱島のベルギー挑戦が実現すれば、日本サッカーのヨーロッパ進出の流れを象徴するもう一つの事例として記録されるだろう」
『fbref』によれば、現在ベルギー1部でプレーする韓国人は、ヘンクFWオ・ヒョンギュの1人だけ。
一方、日本人はベルギー1部リーグでプレーする選手数が、地元ベルギー、隣国フランスに次いで3番目に多いとか。