3位:ルイス・スアレス

9番を付けたチーム:フローニンゲン、バルセロナ、アトレティコ・マドリー、ナシオナル、グレミオ、インテル・マイアミ

ルイス・スアレスは近年のサッカーの歴史においてもっとも物議を醸した選手の一人であり、2010年ワールドカップでの悪名高き故意のハンドや、3度に渡った噛みつき事件など、多くの対戦相手やファンから嫌われる存在だった。

しかし彼の実力を軽く見る人はいない。そしてこれまで所属した数々のクラブで「9番」を任され、継続的な成功を収めてきた。

しかもリオネル・メッシのようなスーパースターとともにプレーしていても遠慮を全くせず、しかも相手を生かすことも厭わない。現代サッカーの理想を体現した9番である。

2位:アラン・シアラー

9番を付けたチーム:サウサンプトン、ブラックバーン、ニューカッスル

プレミアリーグの得点記録保持者であるアラン・シアラー。彼がキャリアを通して1部通算260ゴールを決められたのは、決して偶然ではない。そのゴール前での勝負強さは、様々な選手のお手本になるようなものだった。

1992年に加入したブラックバーンでは3年後にクラブをプレミアリーグ優勝に導き、その後自身の故郷のチームであるニューカッスル・ユナイテッドへと移籍。地元のヒーローとしてキャリアを終えた。

彼が加入時には名選手レズ・ファーディナンドが9番をつけていたが、シアラーは熱心に説得し、愛してやまないそのナンバーを譲ってもらったという。