先日リヴァプールからサウジアラビアのアル・ヒラルへと移籍したウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェス。サッカー界でも屈指の有望な選手が若くしてヨーロッパを去ったことに、がっかりしたファンは少なくないだろう。

今回は『Planet Football』から「サウジアラビアに行ってしまったらあまりにも残念に思える選手たち」をご紹介する。

ヴィニシウス・ジュニオール

国籍:ブラジル

クラブ:レアル・マドリー

サウジアラビアのアル・アハリが狙っていると伝えられていたヴィニシウス・ジュニオール。報道によれば、2027-28シーズンまでに彼を引き入れることが大きな目標であるという。

そのためにサウジアラビアの公共投資基金が準備したというのが、年間3億5000万ユーロという巨額の給料だった。そして2034年に予定されているFIFAワールドカップ開催に向けた「顔」としての役割を任せるというのものだ。

しかし最終的にレアル・マドリーはサウジアラビアのオファーを受け入れず、10億ユーロの契約解除料を要求。ヴィニシウスの現在の年俸はサウジが提案したものの10分の1にも満たず、2027年夏に契約は満了を迎える。このまま更新がされなければ、来年は再び移籍の噂が飛び交うはずだ。

キリアン・エムバペ

国籍:フランス

クラブ:レアル・マドリー

報道によれば、2023年にPSGとの関係が悪化していたキリアン・エムバペに対し、サウジアラビアのアル・ヒラルは「1年だけプレーしてもらうため」だけに10億ユーロの年俸を提示したという。

幸いなことにエムバペはそれを断り、夢であったレアル・マドリーへの移籍へと向かっていった。ただ、これはサウジアラビアの関係者が無制限の資金を持っていることを示す出来事だった。

2034年のワールドカップ開催に向けて、クリスティアーノ・ロナウドに次ぐワールドスターを欲しがっているサウジアラビア。年齢的にもエムバペはそれに合致する。