サッカー選手は特殊な職業であり、親から受け継がれた才能も非常に重要なもの。
そのため「サッカー一家」や「サッカー兄弟」も数多くプロの世界で活躍している。
今回は『Planet Football』から「2025-26シーズンにブレイクする可能性がある6名の兄弟選手たち」をご紹介する。
エタン・エムバペ
兄:キリアン・エムバペ
年齢:18歳
現所属クラブ:リール
2006年12月29日生まれのエタン・エムバペは、レアル・マドリーに所属しているフランス代表FWキリアン・エムバペの弟に当たる選手だ。
兄と同じくボンディという地元のクラブで育ち、2017年からパリ・サンジェルマンへと加入。2022年にはトップチームに昇格し、2023年夏に行われたプレシーズンマッチで好プレーを見せた。
2024年夏にはレアル・マドリーへと移った兄と離れ、彼はリールへ移籍することを決断。ただ昨季は怪我に苦しみ、チャンピオンズリーグでのレアル・マドリー戦も欠場することになり、「兄弟対決」の実現にもこぎつけられなかった。
しかし今季は開幕からコンスタントに出場機会を獲得しており、リーグアンの開幕から4試合で2ゴールを奪取。あと2ヶ月で19歳の誕生日を迎える左利きのMFは、兄に続いて今季大ブレイクを果たす可能性もあるだろう。
ジョーブ・ベリンガム
兄:ジュード・ベリンガム
年齢:20歳
現所属クラブ:ボルシア・ドルトムント
イングランドU-21代表に名を連ねている彼は、兄ジュード・ベリンガムの足跡を辿るように今年ボルシア・ドルトムントへと移籍し、先日のチャンピオンズリーグにも出場した。
ただ、現在ニコ・コヴァチ監督が率いているチームではバックアップのような役割となっており、ブンデスリーガでの先発出場はそれほど多くはない。
ドイツからの報道によれば、その出場時間の乏しさを巡ってベリンガムの両親(代理人を兼務)とドルトムント幹部の間で摩擦が起こっているという指摘もあったそう。
とはいえ、2005年9月23日生まれの彼にはまだまだ成長するための時間が残されている。レアル・マドリーへと羽ばたいた兄のように、ドイツで大きな飛躍を遂げたいところ。