ディミトリ・パイェット

退団したクラブ:ウェストハム

インド洋に浮かぶ小さな島レユニオンの出身ながら、リーグアン屈指の攻撃的ミッドフィルダーとして活躍し、フランス代表でも司令塔としてレギュラーを掴んだパイェット。正確無比のパスとフリーキックを武器に、類稀な攻撃センスをピッチで発揮した。

育成の名門と言われるナントの下部組織で育ち、2011年にリールへと移籍。さらに2013年には名門マルセイユへ加入し、チームの中心的な存在として君臨した。

そして2015年にはイングランド・プレミアリーグのウェストハムへと移籍し、加入初年度からPFA年間ベストイレブンに選ばれるなど活躍を見せたものの、2年目には監督やクラブとの関係が悪化。

最終的にはパイェット自身が練習や試合への合流を拒否するようになり、ファンも彼に対しての反感を高めていった。そして2017年1月には古巣のマルセイユへの移籍が決まり、ウェストハムはすぐに彼を称える壁画をアンディ・キャロルの絵に塗り替えている。

パトリス・エヴラ

退団したクラブ:マルセイユ

ディディエ・デシャンが率いたモナコでブレイクし、マンチェスター・ユナイテッドで長く活躍したフランス代表DFパトリス・エヴラ。さらにその後ユヴェントスでも力を発揮するなど、世界屈指の左サイドバックとして知られる存在だった。

ただ、2017年1月に加入したマルセイユでのキャリアは彼にとっての汚点になり得るものになってしまった。

しばらくは順調に過ごしていた彼であったが、11月に行われたヨーロッパリーグでの試合に向けたウォーミングアップ中、彼を侮辱していたファンの頭を蹴るというトラブルを起こしてしまった。

その結果クラブから無期限の出場停止処分を受けることになり、UEFAからも罰則を言い渡された。最終的にマルセイユは彼との契約を解除することになり、エヴラはウェストハムへと去っていった。