38:ユーニス・マフムード(イラク)
2007年アジアカップでイラクを優勝に導いた英雄的選手であり、サッカー界に留まらない国のスーパーヒーローである。
全盛期の彼は本当に凄かった。長身でありながらもDFを翻弄するダイナミックなドリブルがあり、クロスを合わせても一流、持ち込んでも一流、遠くから打たせても一流と、カタールリーグで彼を止められるものは誰もいなかった。
しばらくクラブレベルのサッカーからは離れており、アジアカップ時にはなんと無所属であった。さらに衰えも目立つ中でもチームに必要とされるほどの人物だということであるが、大会後にはモチベーションを取り戻したのか地元イラクのアルビールに入団。デビュー戦で2ゴールを決めている。
37位:トミ・ユリッチ(オーストラリア)
長らくティム・ケイヒルに依存してきたオーストラリア代表に現れた「生粋のストライカー」。
ルーツを持つクロアチアでプロとなったものの、2013年にアデレード・ユナイテッドと契約して帰国。その後設立間もないウェスタンシドニー・ワンダラーズに移り、点取り屋として覚醒した。
細かい怪我が多いこともあって常に先発とは行かないものの、途中出場からでもしっかり得点を奪ってくる勝負強さも持ち味で、2014年のACLではその能力が重要な場面で発揮されてきた。
現在はウェスタンシドニー・ワンダラーズとの契約が満了となりフリー。多くのクラブが彼に注目していると報じられている。1月には中国から1000万ドル規模のオファーがあったとも。