32位:長谷部誠(日本)
欧州で最も安定した活躍を見せている日本人選手かもしれない。ドリブルを得意とする攻撃的MFだった浦和時代とは一転、ドイツでは守備的MFやサイドバックとして起用されることになったが、常に信頼を受けている。
2018年を目指している日本代表にもまだ重要な存在であり、まだしばらくはキャプテンとして心とチームを整え続けてくれるだろう。
31位:アンテ・チョヴィッチ(オーストラリア)
英語ではコヴィッチ、ルーツを持つクロアチアでの発音ならチョヴィッチ。母国のユースで育成され、ギリシャやスウェーデンでのプレー経験も持ち、生まれ故郷のオーストラリアでは州リーグにも所属するなど、流浪のキャリアを送った。
長い道のりが頂点に達したのは39歳になった昨年だ。ウェスタンシドニー・ワンダラーズのゴールマウスを守り、神が舞い降りたかのようなセーブを連発し、チームをアジア王者に導くとともに、自身も大会最優秀選手賞を獲得した。
好調時のパフォーマンスは素晴らしい反面、致命的なミスが多い選手だったチョヴィッチ。ようやく迎えた全盛期を続けるために、今夏は新しいチームを見つけたいところだ。