また、シャルケ時代にノイシュテッターのチームメイトでもあったジャーメイン・ジョーンズは、ドイツ代表として数試合に出場している。

しかし、その後ジョーンズはアメリカ代表を選択しており、2011年のゴールドカップに出場。

2014年のワールドカップではグループステージの第2節ポルトガル戦で得点をあげ、第3節ではかつて自身がプレーしたドイツとも対戦している。

ある国の代表として国際Aマッチに出場したジエゴ・コスタとジャーメイン・ジョーンズは、なぜこのような“鞍替え”が認められたのか?

それは、この両選手がかつての代表チームで出場した試合がFIFAが定める公式戦ではなかったためなのだ。

「公式戦≠国際親善試合」という認識は、意外と知られていない事実である。また、「国際Aマッチ」とは年齢制限のないFIFA加盟の代表同士の試合のことを指す。

この3つの言葉は微妙に意味合いが違うのだ。

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