ついに招集メンバー確定、キャンプへ

6月23日、サムソン・シアシア監督は五輪に臨む予備登録のメンバー35名を発表した。

その中には、守備を強化するためのGKダニエル・アクペイとDFケネス・オメルオ、DFゴッドフレイ・オボアボナといったフル代表の選手が入っていた。

さらに辞退が噂されていたケレチ・イヘアナチョ、アレックス・イウォビ、モーゼス・サイモンもリストに書かれており、優勝候補とも言えるものになっていた。

ところが、物事はそううまく進まないものだ。

水原トーナメントを終えたチームは国内に戻り、7月のキャンプに向けた壮行試合として、1世代下の「フライング・イーグルス」(U-20代表)と対戦した。

そして、なんと3-4という結果で敗北。実は4月にも対戦して1-2で負けており、チーム状態の悪さを露呈させた。

ちなみに、彼らに勝ったフライング・イーグルスもアフリカU-20選手権予選でスーダンに負けて出場を逃しており、ナイジェリアという国自体の危機を感じさせている。

そして、アメリカ・アトランタでのキャンプが中盤に差し掛かった22日、ナイジェリアはついに最終登録メンバーを発表。

なんと、そこにはアレックス・イウォビ、ケレチ・イヘアナチョどころの話ではなく、オディオン・イグアロも、ゴッドフレイ・オボアボナも、ケネス・オメルオも、モーゼス・サイモンもいなかった。

ちなみに、特に記載はされていないが、バックアップメンバーのタイウォ・アウォニイー、サヴィアワー・ゴッドウィンは既にクラブに帰っており機能していない。そして、FWアミヌ・ウマルはオスマンルスポルの方でELに出ているため、日本代表戦には間に合わない。

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