5. フリーロールの減少
とても厳格なフィロソフィーを持つ監督たちがやってきたことで、今季のプレミアリーグのトップチームはかっちりとシステマチックになっている。
自由にプレーすることを好むプレーメイカーたちは、より厳しい役割を与えられるか、チームから外されたりしている。
そういった負け組のなかで最も顕著なのは、セスク・ファブレガスだ。
2シーズン前はプレミアで最もクリエイティブなMFだった彼だが、活躍するには戦術的な責任から解放される必要がある。アントニオ・コンテ監督は彼の居場所を見つけられず、今季リーグ戦での先発は1試合に留まっている。
その他に目を向けると、ケヴィン・デ・ブライネとダビド・シルバはマンチェスター・シティでレギュラーの座を確保し続けている。だが、以前よりもポジションはより深く、より規律的な役割となっている。
また、アダム・ララーナはリヴァプールで素晴らしいパフォーマンスを見せているが、ポジションについてより厳格な指示を受けている。
ヘンリフ・ムヒタリャンもマンチェスター・ユナイテッドに割って入れていないが、一人だけ例外がいる。それはアーセナルのメスト・エジルだ。彼は10番として好きなところを漂う自由を許されている。