モナコ対ポルト(2003-04決勝)

試合日:2004年5月26日
会場:ヴェルティンス・アレーナ(GER)
試合結果:モナコ 0-3 ポルト
得点者:カルロス・アウベルト(39分)、デコ(71分)、アレニチェフ(75分)

【コメント】

「CL」に改正された1992年から現在にいたるまで、最も凡庸なカードだと考えられているファイナルだが、当時、ポルトガルリーグを追いかけていた私にとってはどの年よりも思い出深いシーズンである。

今でこそモウリーニョといえば「理想主義」の対局としての「現実主義」的な側面ばかりが語られている。しかし、この時のポルトは、特に国内においては非常に攻撃的なフットボールを展開し、選手がそれぞれの個性を発揮する、魅力にあふれたチームだった。

当時は意識もしなかったのだが、決勝に先発した選手が先制ゴールを叩き込んだカルロス・アウベルトを除くと、全てポルトガル人だったというのも現代においては奇跡的なことであろう。

選出者:編集部H

【コメント】

2003-04シーズン決勝は誰も予想できないカードとなった。当時売り出し中のジョゼ・モウリーニョ率いるポルトと、ジュリを中心としたモナコは名だたるビッグクラブを抑え決勝に進んだのだ。

結果、モウリーニョが勝ち伝説が幕を開ける。ちなみにトヨタカップの相手はコロンビアのオンセカルダスとこちらもまた渋いチームであり、マニアにはたまらないシーズンとなった。

選出者:編集部Q