大議論に…アンドリュー・デュランテ

オーストラリア出身のニュージーランド代表選手として知られるデュランテ。先日行われたコンフェデレーションズカップにも出場。ダラントかそのあたりの発音で紹介されていたような?

彼がニュージーランドを選んだのは2013年。30歳で市民権を獲得し、代表入りを宣言したのである。

オーストラリア代表に選出された経験はあったが、出場はなし。従って、ニュージーランドに由縁がない彼も帰化は可能かと思われた。

しかし、問題になったのはエメルソンの例から設定された「当地に5年の居住が必要」というルールだ。

デュランテがニュージーランドにやってきたのは2008年。ちょうど5年が経ってはいたのだが、彼は3ヶ月だけシドニーFCにレンタル移籍していたことがあったのだ。

そこで切れてしまったとすると、2016年まで5年の居住という点は満たされない。はたしてどっちになるんだ!と大議論になった。

結局デュランテはFIFAから認められる事にはなったが、その後ニュージーランドはデクラン・ウィンなど多くの帰化選手の引き入れで数々のルール違反をし、リオ五輪予選から追放されてしまっている。

調子に乗るとブーメランが…。

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