こんにちは!永井義文です!今回でこのコラムも第5回目です。
僕のコラムを初めてご覧になる方や僕のことをよく知らない方は「なぜこのような連載を始めたのか」、「この人は何者?」と思うかもしれませんが…そのあたりは初回でお伝えさせて頂いたので、そちらをご覧になってから読んでいただければ幸いです。
さて、今回のテーマは「脱・比較!」です。
前回(第4回)のコラムの最後のほうに少し触れましたが、子どもは親以上に「比較」ということに対して敏感です。
「お兄ちゃんはこれできたのに…」
「お姉ちゃんは小学生の時にできてたよ…」
「妹は小さいのに頑張ってるわよ!お姉ちゃんも妹みたいに頑張りなさい!」
ついついこのような発言をしてしまうことありませんか?
親からしてみれば、何気なくしている発言でしょうが、子どもは「比較する発言」に対してかなり敏感なものです。
「でも、子どもって、親が言わないとわからないものでは!?」
たしかに、そのように感じられる方はいらっしゃると思います。
でも、心配はありません。
子どもというものは、親が言わずとも、勝手に常に周りと比べています。
ですから、常に比較している子どもに対して、親が追い打ちをあえるように比較するような発言をしてしまったら、子どもは当然ダメージを受けます。
「それは僕が一番わかってるよ…」
「お父さんとお母さんは自分より●●のほうが好きなんだ…」
「自分なんて…」
このように親から比較されている兄弟関係が、うまくいくことを想像できるでしょうか?
さらにこの積み重ねにより、子どもは「誰に対しても比較する癖」がついていってしまいます。
「比較そのものが悪」とは言いませんが、比較は「目標対象が常に人になってしまう」という怖い性質を秘めていることを忘れてはいけません。