今、できること。やるべきこと。

――成長という意味では、今年開催される予定だったU-20ワールドカップとAFC U-19選手権がコロナの影響で中止になってしまいました。自身に与える影響をどのようにとらえていますか?

出場したかった思いはかなりあります。大きな大会に出ることによって得るものがあったはずですし、たくさんの方に見てもらえる環境があったので。

ただこうした時、なくなったことには何か意味があると自分の中ではとらえています。大会がなくなったからといって、自分の何かを変えることはありません。

自分が成長するため、トレーニングから120%の力を出して、自信や気持ちの強さとともにJリーグでしっかり結果を残していけばすべては良い方向につながっていくと思います。

そうした意味では、今年がすごく勝負だと感じています。

――この冬、斉藤光毅選手がベルギー2部のロンメルへ移籍しました。彼の決断を聞いた時はどのように感じました?

聞いていた話もあったんですけど、同世代で日本代表でも一緒にプレーしている選手が海外に行ったことですごく良い刺激をもらいました。「負けていられない」という気持ちです。

――お話を伺っていても、海外をすごく意識されていると感じます。行きたいリーグや気になるチームはありますか?

最終的にはプレミアリーグに行きたいです。そこへ行くために、今、何ができるかと言えば、やはりJリーグで結果を出すこと。ゴールやアシスト、あるいは試合に出場し続けることです。

ただ、一番はチームが勝つことです。それによって見てくれている人の印象も変わると思うので、チームの勝利のため闘うことが最優先だと思っています。

※サガン鳥栖はECCと提携しており、人材育成カリキュラムの一環として、U-18アカデミー生に英会話レッスンを導入している。松岡もこの通りの上達ぶりで、チームの外国人選手らとも積極的にコミュニケーションを取っているという。