トニー・メオラ
元アメリカ代表の守護神。1990、1994、2002年とW杯3大会に出場したレジェンドだ。
父親はイタリアからの移民で、祖国ではサッカー選手としてプレーしていた。その父からサッカーを教わったというメオラだが、高校時代はバスケと野球でも大活躍。
185cmと決して大柄ではなかったが、MLBニューヨーク・ヤンキースからドラフト指名されるほどのズバ抜けた運動能力を持っていた。
ただ、大学進学を希望したために入団はならず。それでもバージニア大学では野球を4年間プレーした。
3年間はセンター、1年間はキャッチャーとして活躍し、最終学年では打率.455、HR8本、打点36をマーク。強肩でもあったらしく、当時のコーチは「州でも最高の野手だった」と絶賛している。
GPAで3.4を記録するなど学業のほうでも優秀だったほか、NFLニューヨーク・ジェッツのキッカーになろうとしたこともあったそう。本当にスポーツ万能だったようだ。
MLBで活躍したイタリア系選手といえば、今WBCでイタリア代表監督として侍ジャパンと対戦したマイク・ピアッツァらが有名であるが、もしかしたらメオラも彼のようになっていたかも?