フランク・ボルギ

元アメリカ代表GK。1950年W杯で起きた『サッカー史上最大の番狂わせ』に貢献した守護神。

グループステージ第2戦でイングランドと激突した当時のアメリカはプロ選手が一人もいないアマチュア集団だった。

一方のイングランドは全員プロの優勝候補筆頭だったのだが、0-1で勝ったのはアメリカ。この試合で相手のシュートを止めまくったのが、ボルギだった。

そんな彼はプロ野球選手になった後にサッカー選手へ転向した変わり種。

同僚だったウォルター・バーも「多くの人が彼の野球の才能について称賛していた」と語っている。ポジションはキャッチャーだったそう。

サッカー転向後は前線でプレーするフットワークがなかったことから、GKになることに決めたとのこと。

足元の技術はゴールキックも蹴らないほどだったというが、キャッチャー時代の経験がGKとしてのセーブに生かされたようだ。

2015年に89歳で亡くなっている。