南米を代表する馬主

アルトゥロ・ビダル

所属:アトレチコ・パラナエンセ

代表的な所有馬:イルカンピオーネ

アルトゥロ・ビダルはサッカー界で最も馬主として成功した人物の一人だろう。

日本ではあまり知られていないが、チリは世界有数の競馬強豪国。そんな母国チリにおいて多数の競走馬を所有している彼は、ナシオナル二冠馬イルカンピオーネをはじめ、多くの活躍馬を所有する国内有数の大馬主だ。活躍馬の中には、かつて日本で活躍したシーキングザダイヤの産駒としてGⅠ馬を制覇したソーノビアンコネロなどもいる。

しかし複数の現地メディアによると、現在彼は「競馬に関して嫌なものを見た」として自身の競馬事業の売却を検討しており、馬主としてのキャリアは終わりに近づいているようだ。

Jリーグ屈指の競馬好き

遠藤保仁

所属:ジュビロ磐田

代表的な出資馬:スリープレスナイト

日本のスポーツ選手では佐々木主浩や山本昌とプロ野球選手の馬主が有名だが、競馬好きのサッカー選手をあまり聞かない。それでもJリーグで屈指の競馬好きとして知られる選手が、J2ジュビロ磐田所属の元日本代表MF遠藤保仁だ。

福永祐一元騎手ら競馬関係者との交流があることでも知られ、競馬関連でのメディア、イベント出演も多い同選手は、サンデーレーシングの会員として一口馬主をしていたことがある。

GⅠ・スプリンターズSを制したスリープレスナイトは遠藤が出資した1頭だ。本馬は2008年に破竹の5連勝でGⅠを制し、同年のJRA賞最優秀牝馬に選出された。奇しくも遠藤も同じ時期にガンバ大阪をACL制覇に導く大活躍で年間最優秀選手に選出されており、同年は所有馬の成績も自身のキャリアも大成功だったと言えるだろう。

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その後のクラブW杯ではマンチェスター・ユナイテッドのファーガソン監督との「馬主」対決が実現している。

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