毎熊晟矢

今大会、日本代表を救った選手の一人。初のビッグトーナメントで毎熊が見せたプレーは、Jリーグでプレーする多くの日本人選手に勇気と希望を与えるものだった。

昨年から不動だった菅原由勢がまさかの不調に陥ったなか、3戦目のインドネシア戦から先発すると、まるでJリーグの試合でプレーしているかのように自然な形で右サイドを支配した。

その存在感が際立った一方で、おそらく最後のイラン戦の出来には何一つ満足していないだろう。バーレーン戦から中2日でのフル出場。らしさも見せたが、とくに後半は今の限界を知る場にもなったに違いない。

欧州組が数多くプレーする日本の試合には、海外のスカウト陣が熱い視線を送っていたはず。毎熊が今後どのような決断を下すか注目される。