二人の天才が攻守を支える
MFアボスベク・ファイズラエフ(ロシア1部CSKAモスクワ)、DFアブドゥコビル・クサノフ(フランス1部RCランス)の天才コンビが日本の障壁となって立ちふさがるだろう。
ファイズラエフはウズベキスタンの至宝ともいえる20歳の天才であり、すり抜けるようなドリブルに、繊細なタッチから繰り出されるパスセンスは一級品だ。
クラブシーンでもその才能を見せつけており、今季ロシア1部リーグ戦で18試合3得点8アシスト、カップ戦8試合1得点3アシストと傑出したスタッツを記録している。ファイナルパス、クロスの精度はロシアプレミアリーグ随一とロシア紙『ソビエトスポーツ』で絶賛されるほどだ。
クサノフは身長186センチのセンターバックであり、総合能力に優れたポテンシャルがあふれるディフェンダーだ。
若干19歳でチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグにも出場しており、精度の高いロングフィード、先読みを駆使した正確なカバーリング、統率力のあるラインコントロールと現代型センターバックに求められるスキルを高水準で備えている。まだ20歳と若いため粗さやファウル癖もあるが、同世代のアジアのCBでは群を抜いている。
この他にも精度の高い左足と推進力を持ち合わせる左サイドバックのDFイブラヒムカハイル・ユルダシェフ(カザフスタン1部カイラト)、利き足を問わない技術力を誇るウイングのMFホジマト・エルキノフ(UAE1部アル・ワフダ)の招集にも成功しているため、圧倒的な個の力を持つ選手が揃う総合力の高いチームが形成されている。