13日、日本代表の最新メンバーが発表される。

日本代表は20日にバーレーン、25日にサウジアラビアといずれも埼玉スタジアム2002で対戦。バーレーンに勝利すれば、他会場の結果に関係なく8大会連続でのワールドカップ出場が決まる。

これまでメンバー発表は月の初めには発表されるケースが多かったが、2025年最初の発表となる今回は試合のわずか一週間前となった。

試合間近だけに、現在の状態をより見極めているはず。そのことによって、もしかすると招集されないかもしれない選手たちがいる。

守田英正

所属クラブ:スポルティング(ポルトガル)

日本代表(2024年):10試合1得点

遠藤航(リヴァプール)とともに日本代表の“頭脳”といえる守田英正。

元日本代表の田中マルクス闘莉王は、「守田選手がいないと少しリズミカルなサッカーにならない。流れがちゃんと日本のペースにならない」と誰より欠かせない選手であることを強調している。

そんな彼も今シーズンはケガを繰り返しており、2月にはふくらはぎを痛めて全治3~4週間と診断された。

それからおよそ1か月。9日のカーザ・ピア戦で途中投入され、公式戦のピッチに復帰した。

チームは3-1で勝利し、指揮官からは『流れを変え、試合を落ち着かせた選手』として評価されている。

ただ守田はこれまでのキャリアにおいてふくらはぎの負傷に苦しめられてきた。ここであえて無理をさせることもないように思うがどうだろうか。

小川航基

所属クラブ:NEC(オランダ)

日本代表(2024年):8試合6得点

小川航基は昨年、大きく成長した一人であろう。

一昨年の夏にオランダのNECへ移籍。MF佐野航大とともにクラブ史上に残る好シーズンの立役者となると、4年ぶりに復帰した日本代表でもW杯予選の4ゴールを含む6ゴールを記録した。

かつて世代屈指のFWとして期待された逸材がようやく花を開かせ、エースである上田綺世(フェイエノールト)を脅かす存在となっている。

ただ今年に入ってなかなかコンディションが整わないでいる。

1月11日のズウォレ戦以降およそ3か月もゴールからも遠ざかっており、2月の負傷以降は欠場も増え、9日の試合ではベンチからも外れている。

日本代表のFW陣は前田大然(セルティック)のみが絶好調で、負傷から復帰した上田もまだまだ万全ではない状態。加えて小川もコンディション不良となると、浅野拓磨(マジョルカ)の昨年9月以来となる復帰もあり得るかもしれない。