ジネディーヌ・ジダン
国籍:フランス
所属した主なクラブ:レアル・マドリー、ユヴェントスなど
2006年のワールドカップを思い出してみよう。それはジネディーヌ・ジダン現役最後の試合であり、彼は同世代最高のGKであるジャンルイージ・ブッフォンを相手に、チームにリードをもたらすペナルティキックを蹴るために立っていた。
世界中が見守るスポーツ最大の試合で、真ん中にチップキックを決めたジダン。彼にとって最後となる特別な試合であっても、重力を無視するような衝撃的な瞬間を生み出した。
もちろん知っての通り、その後にヒートアップした彼によってサッカー史上最も有名な「頭突き事件」が起こったわけだが、彼の最初のペナルティキックはクールすぎるものだった。
「クライフターン」で相手を抜き去ったり、ヨーロッパの決勝で逆足の鮮やかなボレーシュートを決めたり、ワールドカップでブラジル代表を一人で圧倒したりと、信じられないようなスキルに満ちたキャリアを歩んできた。これまで見た中で最も魅惑的でスタイリッシュな選手であったといえる。