エジプトサッカー史上最悪の悲劇

エジプト・サッカー暴動

場所:エジプト・ポートサイド

発生日:2012年2月1日

被害者数:死者74人、負傷者1000人以上

エジプト・プレミアリーグ第17節アル・マスリ対アル・アハリの一戦で発生した事件はアフリカサッカー史上最悪の群衆事故となった。試合をアル・アハリが3-1で勝利すると、アル・マスリのサポーターが暴徒化して相手選手やサポーターを襲撃し始めた。

狭い回廊に追い込まれたサポーターが窒息死、観客席から突き落とされて死亡した人間、中には武器で殺害された被害者もいたという。暴動に関与した47人は逮捕され、内21人は死刑に処された。その後エジプトサッカー協会は安全対策を怠ったホームのアル・マスリに1年間の国内大会出場禁止、2部強制降格を言い渡した。

死者100人超えのアジア最悪のスタジアム事件

カンジュルハン・スタジアムの悲劇

場所:インドネシア・マラン

発生日:2022年10月1日

被害者数:死者135人、負傷者583人

エスタディオ・ナシオナルの悲劇に次ぐサッカー史上2番目の犠牲者を出したこの事件は、アジアスポーツ史上最大の群衆事故となった。インドネシア・リーガ1第11節アレマFCvsプルセバヤ・スラバヤ戦はライバルチーム同士の戦いだった。

20年以上ホームでの敗戦がなかったアレマが2-3で敗れると、怒ったサポーターが暴徒化。フーリガンとなったアレマのファンは相手ファンと乱闘となり、この騒ぎを止めるために催涙弾が撃ち込まれ、出口へ逃げようとしたファンが雪隠詰めとなって多数の人間が窒息死し、最終的には135人の犠牲者を出すにいたった。