コール・パーマー
移籍元:マンチェスター・シティ
移籍先:チェルシー
移籍金:4500万ポンド(およそ89.37億円)
パーマーがイングランドサッカー界で最も才能ある選手の一人だと言われていたことは事実だったが、2023年にチェルシーが彼を獲得するために4500万ポンドを支払ったときには疑問の声も上がっていた。
マンチェスター・シティではあまり出場機会を与えられておらず、シニアサッカーでの経験はほとんどなかった。そしてチェルシーには数々のアタッカーがあふれるように存在していた。
しかし今ではプレミアリーグでもヨーロッパでも最高の選手となっており、むしろバーゲンプライスであったことが証明された。クラブワールドカップのタイトルをもたらしただけで、その移籍金の何倍もの収益になった。
ジョーダン・ヘンダーソン
移籍元:サンダーランド
移籍先:リヴァプール
移籍金:2000万ポンド(およそ39.72億円)
2011年当時、2000万ポンドは巨額のものだった。試合を決定づけるようなアタッカーやセンターバック、ストライカーに支払うべき額だと考えられていた。
そのため当時は地味ながら有望なミッドフィルダーにすぎなかったヘンダーソンに2000万ポンドを支払ったことは衝撃であったし、移籍初年度のプレーはその額に値するものではなかった。
しかし幸いなことに、その苦しい時間を乗り切ったヘンダーソンはユルゲン・クロップ監督の下でカリスマ的なキャプテンに成長。プレミアリーグとチャンピオンズリーグを優勝したチームを率いる存在になった。