日本代表の前田大然と旗手怜央が活躍してきたスコットランド王者セルティック。
この夏、リーグ4連覇中のチームには、アルビレックス新潟から23歳のDF稲村隼翔、川崎フロンターレから25歳のFW山田新が加わった。
日本人4人が所属することになったセルティックは、3日に行われた開幕戦でセント・ミレンを1-0で下した。ボール保持率76%と相手を押し込むと、後半43分に前田のアシストから決勝点をもぎ取った。
前田はフル出場、旗手は先発から78分プレー。山田はベンチ入りしたものの、出場はなし。稲村は欠場している。
現地紙は、前田と旗手にこのような評価を与えていた。
『Glasgow World』
「旗手5点。深く守る相手の守備を突破しようとしたが、ほとんど成果が出なかった。最小限のインパクトで交代に」
「前田5点。序盤にクロスを選んだシーンは、シュートを打つべきだったかもしれない。スピードは見せたが、決定力に欠けた」
『FootballI Insider』
「旗手6点。いつもの調子ではなく、中盤で目立たないプレーに終始。後半には相手に当たってシュートがゴールに入りそうになる得点のチャンスがあった」
「前田6点。終盤にゴールをアシストしたが、65回のボールタッチにも関わらず、試合に影響を与えることはほとんどできなかった」
セルティックのブレンダン・ロジャーズ監督は、「当然、もっとゴールが欲しかったが、相手のシステムをうまく活用できた。得点できなかったが、落胆することなく素晴らしいサッカーも見せられた。シーズン開幕戦としては、本当に満足している。チームのメンタリティが非常に強いことが分かった。プレシーズン中は懸命にトレーニングしてきたが、現時点では誰も100%のコンディションではないことは明らか。重要なのは、チームがインパクトを残すこと、そして、ゴールを決めることだ」と語っていた。
10日の第2節でセルティックはアバディーンと対戦する。