「採用に好影響がある」アマチュアスポーツ支援の恩恵

そして、最後は関西サッカーリーグとパートナーシップを結んでから3年目となる株式会社アストエンジの代表取締役社長を務める森山敬之氏にお話を伺った。

関西サッカーリーグのタイトルパートナーを務める株式会社アストエンジの森山社長

――もう3年目になりますね。関西サッカーリーグに関わってからどのような印象を持っていますか?

「先代の社長が結んだパートナーシップですが、7月に私がそれを引き継ぐことになりました。このアストエンジという会社が関西サッカーリーグと一体になって地元の大阪、和歌山、そして関西全体を盛り上げることに注力をされていました。グループの中ではあまりそれを仰っていませんでしたので、実際に抽選会に来てみて関西サッカーリーグのみなさんとの距離の近さに驚かされましたね。

その関係もあって、毎年学生さんも当社に1~2名来ていただけるようになりました。採用の関係でも御縁が上手く繋がっているんです。会社の中にサッカー部もありますし、スポーツを通して若い人たちと繋がれていることはとても良いことだと思っています」

――関西サッカーリーグとのパートナーシップの中で、どのようなものを今後作り上げていきたいですか?

「スポーツによって、社会に出る一つ前のところで皆さんが人生の経験を積まれている。我々のような会社と学生さんが繋がって、世の中に溶け込んでもらう。その架け橋になれればいいなと思っているんです。

スポーツをやっている人々は、実は競技を通して地に足のついた生き方を学んでいるんです。そのような若い方を応援したいと思っています」

――改めて、アストエンジがどのような会社なのか教えて下さい。

「我々は情報インフラを担っている企業です。携帯電話から光通信まで、世の中を支えています。地味な存在ではありますが、我々がいなければ便利な社会はありません。若い人々とともに情報通信を支え、明るい未来を作っていきたいと思っています。ぜひ皆さんに興味を持ってもらいたいです」

――ありがとうございました!

大会の冠パートナーとなっている「株式会社アストエンジ」、そして新たにエリアパートナーとなった「株式会社ラピスネット」「近畿電機株式会社」「株式会社コトネットエンジニアリング」の三社。

アマチュアコンペティションとしての新しい価値を生み出そうとし、日本の地域リーグに変革をもたらそうとしている関西サッカーリーグ。Jリーグ、JFLが飛躍的に経済規模を拡大するなか、どのような動きを見せるのか注目せざるを得ない。それが日本のサッカーの基盤を強化することにもつながるはずだ。

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