3位:アレッサンドロ・バストーニ

現所属:インテル

バストーニは昨季、取材陣に対して「現代のディフェンダーの役割を再定義することに貢献できたことをとても誇りに思うよ」と答えていた。

それは大げさな言葉かもしれないが、彼が間違っているとは感じない。このイタリア人センターバックは、昨季のインテルの躍進に大きく貢献し、ヨーロッパ最高クラスのDFという地位を確固たるものにした。攻撃的なプレーも得意としている彼は、現代サッカーにおけるセンターバックのイメージを変えた選手の一人だといわれる。

チャンピオンズリーグの決勝戦では悔しい結果に終わったものの、それはむしろチーム全体の敗北であった。バストーニにその全ての責任があるわけではない。

2位:ガブリエウ・マガリャンイス

現所属:アーセナル

数年前には、ガブリエウ・マガリャンイスがウィリアン・サリバよりも上位にランクインされるということは信じられなかったはずだ。

5年前にリールからアーセナルへとやってきたブラジル人DFは、堅実ではあるものの目立ったタイプではなかった。ベストプレーヤーと言うにはまだまだ未熟であった。

サリバと比べればボール扱いは劣るとはいえ、その強さや空中戦の優位性、リーダーシップ、安定感などを含めれば、この1~2年での成長と存在感は目覚ましいものがある。