4位:北アイルランド

初出場したワールドカップ:1958年

初出場当時の人口:140万人

1882年から1950年まではアイルランド代表の一部となっていた北アイルランド。分割による地域の成立は1920年であったが、1946年までは北アイルランドの側はFIFAに加盟していなかった。

1950年のFIFAワールドカップ予選で初参戦した際、南アイルランド側でプレーした経験がある選手を北アイルランドが起用したことによって大きな問題となり、FIFAの介入によって正式に「アイルランド代表」「北アイルランド代表」の2チームが成立した。

北アイルランドが初出場したのは1958年。グループ1でチェコスロバキアを撃破し、西ドイツと引き分けるというサプライズを起こし、準々決勝に進出することに成功している。

その後1982年、1986年のワールドカップにも出場。1982年大会では開催国のスペインを撃破しており、その際の選手たちは英雄的な存在となっている。

3位:トリニダード・トバゴ

初出場したワールドカップ:2006年

初出場当時の人口:130万人

記憶に新しいトリニダード・トバゴ代表の躍進。カリブ海に浮かぶ小さな島の人口は現在でも150万人ほどで人材が多くはない地域だが、ドワイト・ヨーク(現トリニダード・トバゴ代表監督)という世界的なスター選手を輩出した国である。

名将レオ・ベーンハッカー監督に率いられたチームは大陸間プレーオフでバーレーンを撃破し、初の予選突破を達成。

ドイツでのワールドカップでは初戦でスウェーデンを相手に0-0のスコアレスドローに持ち込むという健闘を見せたものの、その後イングランドとパラグアイに連敗し、グループステージ敗退に終わっている。

その後は一度も本大会に出場することはできておらず、2026年大会の予選でもやや苦しい状態に。ジャマイカ(9)、キュラソー(8)に次いで勝点5のグループ3位となっており、敗退の危機に直面している。