サミュエル・エトー

国籍:カメルーン

レアル・マドリー在籍:1996~2000年

バルセロナとインテルでの大活躍が印象的だったカメルーン代表のレジェンド。2021年から同国のサッカー連盟会長も務めているサミュエル・エトーは、実はレアル・マドリーでプロキャリアをスタートさせた選手だった。

カメルーンにあるカジ・スポーツ・アカデミーでサッカーを学んでいた彼は、16歳という若さでレアル・マドリーと契約してスペインへと渡った。才能は評価されていたが、外国人であったためBチームで出場することができず、ローン移籍を繰り返す立場になってしまった。

2000年に加入したマジョルカでのプレーが高く評価されて完全移籍を果たすと、若くしてチームのエースとなって活躍。2002-03シーズンは14ゴール、次年度は17ゴールを決め、リーガ屈指のストライカーに成長した。

そして2004年夏にはバルセロナへと移籍し、リーガ優勝に貢献。2009年にイブラヒモヴィッチとのトレードでインテルに移籍すると、イタリア初年度でリーグ、カップ、チャンピオンズリーグの3冠を達成。さらにスーペルコパとクラブワールドカップも制覇し、数多くのタイトルを獲得した。

アシュラフ・ハキミ

国籍:モロッコ

レアル・マドリー在籍:2006~2020年

昨季はパリ・サンジェルマンの一員としてUEFAチャンピオンズリーグを制覇したアシュラフ・ハキミ。圧倒的な攻撃力を武器に右サイドを支配するディフェンダーとして世界屈指の能力を誇るスター選手だ。

マドリードの近郊にある街ヘタフェで生まれた彼は、8歳でレアル・マドリーの下部組織に加入。Bチームでの目覚ましい活躍から評価を高め、2017-18シーズンにはトップチームに昇格した。

そして2018年にドイツのボルシア・ドルトムントへとローン移籍すると、ブンデスリーガでの輝かしいプレーによって話題を集め、2020年にはインテルへと完全移籍。イタリア初年度で7ゴール11アシストを記録し、セリエA優勝に貢献した。

2021年夏には高額の移籍金でパリ・サンジェルマンへと移籍し、フランスリーグの盟主でポジションを確保。数々のスター選手とともにプレーし、さらに評価を高め続けている。