ホナス・グティエレス

「家に帰ってから2、3時間後、ドクターは僕を呼んで言った。『君は専門のドクターの元に行かなければいけないようだ』と。僕は最悪の事態になることを恐れた。

専門の病院へ行ったとき、僕はクラブのドクターと共に座り、伝えられた。『君が持っているものは腫瘍であると考えられる』と。次の日にも手術をしたいとのことだった。

こんなことが自分に起こるとは思っていなかった。誰でもなる可能性があるものだが、あのときはショックだった。

それ以来、自分は『病気に打ち勝ち、再びサッカーをプレーすることが出来る』ということばかり考えている。

僕はアルゼンチンで手術を受けた。精巣を取り除いた。それはセミノーマだった。そしてどこにも転移することがないよう、全てを塞いだ。術後の経過は良く、退院した後にイングランドに帰ってきた」

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