ホナス・グティエレス

「(復帰までの時間について)

手術の後の最初の検査で、副腎に転移の疑いがあった。化学療法を受けなければいけないと言われた時は辛かった。そのときは治療に対して十分な情報を持っていなかったからね。

『化学療法』というのは聞くたびに恐れを抱くような言葉だ。そのような治療に身を投じることは非常に厳しいことだし、虚無感を感じたのは確かだ。

しかし、なんとしてでも体の異常と戦い抜こうとするものだ。従って、出来るだけ早く治療を受け、ポジティブであり続けることがベストだった。

最初に手術を受けたときから、僕はいつもポジティブであり続け、前向きであろうとしている。

友人や家族はもっと苦しかっただろう。そんなときに僕をサポートしなくてはいけなかったからね。化学療法は時にとても苦しい。そのとき、どんなことが起こるかを理解するのはとても難しい。

言うまでもなく、ガールフレンドはそうだ。起こったことは、我々の関係を加速させた。互いに理解を深めた。彼女は雌ライオンのように、そして戦士のように、いつも僕の隣にいてくれた」

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