岡崎慎司、世界得点王に
岡田武史監督のもと、4大会連続となるワールドカップ出場を決めた日本代表。イヴィチャ・オシム監督の急病による指揮官交代といったアクシデントを乗り越え、南アフリカへの道を切り開いた。
北京五輪世代の台頭が目立ってきた時期でもあり、本田圭佑や長友佑都が印象的なプレーを見せていたなか、世界的な記録を残したのが岡崎慎司だ。
1月のアジアカップ予選イエメン戦でA代表初ゴールを決めると、それを皮切りに得点を量産。国際Aマッチ16試合でなんと15得点を記録し、国際サッカー歴史統計連盟(IFFHS)により2009年の世界得点王に認定されたのである。
あのディディエ・ドログバらを押さえての偉業。対戦相手のレベルなどから当時は実力を疑問視する声もあったが、岡崎はその後もゴールを積み重ね、2017年には釜本邦茂、三浦知良に続き3人目となる「日本代表通算50得点」を達成している。