マフムード・ダフード(現ドルトムント)

2016年夏、指揮官は中盤に補強が必要だと考えていた。ブンデスリーガを熟知していたクロップは、ボルシアMGで期待の若手だったマフムード・ダフード獲得に動く。

だが、2つの理由によって、移籍は非常に難しいであろうことが判明する。

1つ目は、まだ経験の浅い選手に2500万ポンドの移籍金は高額すぎたこと。

2つ目は、ボルシアはすでにグラニット・ジャカをアーセナルに売却していたことから、同じマーケットで2人のMFを失いたくはなかったこと。

ダフード獲得が不可能になったことで、リヴァプールはより経験のあるジョルジニオ・ワイナルドゥムを2300万ポンド+200万ポンドのアドオンで獲得。結果として、このオランダ人MFは素晴らしい補強であることを証明してみせた。

その後もリヴァプールはダフードを注視していたが、彼は2017年にドルトムントへと移籍。

その際、多くのオファーがあったが、ドルトムントを選んだのはドイツに留まりたかったからと明かした。だが、新天地ではなかなか地位を確立できずにいる。