同国内でのステップアップがない
選手がよりステップを進めたいとなったとき、最も重要なのは環境である。常に言われるのは「違う国に馴染むのは難しい」ということだ。
同じ欧州でも、国によって文化、食事、言語、そして気候も異なってくる。サッカーの戦術や傾向も違うのだ。それに苦しんでしまう選手は少なくない。
久保建英はすでにスペインの環境と文化は熟知しているが、フランスはまだ未経験の場所だ。
フランスに馴染むことは決して不可能ではない。必ず久保建英ならやってのける。だが時間はしばらくかかるだろう。
しかし、ではPSGで活躍したとして、次のステップを進めるとしたらどこか?フランス内ではステップダウンするところしかない。同レベル、あるいはステップアップしようとすれば、国を変えるしかない。
となれば、せっかくフランスに馴染んだにもかかわらず学び直しを強いられてしまい、また時間がかかる。イングランドならば18歳から3年プレーすればホームグロウンにもなれるが、それもできないわけだ。
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もちろん、PSGでずっと活躍できれば最高の選択になるだろうが。