総力戦のPOに勝って9季ぶりのJ1復帰へ!
昇格POは総力戦といわれている。今季泉は思うような出場機会を得ることができなかったかもしれない。ただチームの一員として戦う覚悟と決意はできている。総力戦となるこの決戦に出場すれば、チームの勝利のためにやるべきことは、はっきりしている。
――PO初戦は清水エスパルスと対戦します。出場した際の勝ち抜くビジョンがあれば教えてください。
清水は技術が高い選手が多いですし、名前の通っている選手も沢山います。前回対戦したときも技術が高くて、簡単にはボールを奪えなかったです。自分がボールを持ったときもプレッシングのスピードが早かったですし、J1で戦っているような感覚もあった。
強い相手だと思います。自分がもし出たときは、どこが対戦相手でもやっぱり変わらないと思うんですけど、突破のところだと思います。
自分がドリブルをしかけて相手のフォーメーションを崩す部分や、相手のディフェンスラインをはがしていくところが自分に求められていることだと思います。そこはどこが対戦相手でも変わらないと思います。
――POは総力戦になります。意気込みを教えてください。
自分が(試合に)出場できてないことはもちろん悔しいですけど、僕が出ていないということは、チームメートのいま左サイドを争っている二人が結果を出し続けているからだと思います。
そこは僕含め3人が切磋琢磨できているところかなと思いますし、自分も結果を出してその競争にも入っていきたいです。昇格の一つのピースになれればと思います。
――山形サポーターは長くJ1復帰を待ち続けている状況です。J1復帰への意気込みとサポーターへのメッセージをお願いします。
残り2戦は2つとも絶対勝たないと昇格できないと思うので、そこで自分ができることはドリブルのところや、ゴールでチームの力になるところだと思います。
まだ山形に来て点も取れてないですし、結果を残したい気持ちがすごくあります。出場時間はいまのところあまり取れてないですけど、それでも結果を残すために毎日努力し続けています。自分のプレーで山形を昇格させられるように頑張りますので応援をよろしく願いします。
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昨季大学サッカー最高のドリブラーといわれた期待のルーキーは今季才能の片りんを見せるも、激しい競争に苦しむ一面もあった。それでもメンタルは鍛えられ、いまはルーキーの面影はなく、J1復帰のために全力で戦う山形の戦士という表情を伺えた。この残り2試合で総力戦を制して悲願のJ1復帰につなげてみせる。