昨今、毎シーズンのように世間を騒がせているのがラ・リーガの選手登録問題だ。

今年もバルセロナが、テア・シュテーゲンをめぐる選手登録で連日ニュースになり、先日はレバンテなど他のチームでも登録が間に合っていない状況を伝えられた。

15日時点でのラ・リーガ選手登録数

『Marca』や『as』などによると15日時点での選手登録人数は以下になっている。

アスレティック・ビルバオ 25名
アトレティコ・マドリー 24名
オサスナ 19名
セルタ 21名
アラベス 21名
エルチェ 19名
バルセロナ 17名(保留多数)
ヘタフェ 14名(保留多数)
ジローナ 23名
レバンテ 10名
ラージョ・バジェカーノ 20名
エスパニョール 20名
マジョルカ 21名
ベティス 22名
レアル・マドリー 24名(27名とする説も)
レアル・オビエド 21名
レアル・ソシエダ 25名
セビージャ 15名(7名が未登録)
バレンシア 25名
ビジャレアル 22名

バルセロナだけでなく、額面通りに見ればヘタフェ、セビージャは交代枠がフルに使えない状態、レバンテはスタメン11人が揃わないという事態のまま開幕1日目を迎えている。

各クラブとも選手が存在しないのではない。選手がいても、いや、いるからこそ選手登録ができないのだ。その理由は、厳しすぎるサラリーキャップにある。

そして、それでもクラブは楽観的なのはなぜか。財政、選手登録が複雑に絡み合う問題をなるべく簡潔にまとめるべく解説をしていこう。